紅柱石(空晶石) Andalusite(Chiastolite)

岩手県下閉伊郡岩泉町根玉 Nedama, Iwaizumi town, Shimohei district, Iwate prefecture

中生代ジュラ紀「間木平層の砂質頁岩」(岩泉町教育委員会『岩泉地方誌≪地質編≫』1992, p.302)が、接触変成作用を受け形成されたホルンフェルスの斑状変晶の紅柱石である。

同様のものは龍泉洞前を流れる清水川の転石にもみられ、岩泉町の紅柱石の存在は古くから知られていた。
この紅柱石は龍泉洞の北方のもので、大型で透明度の高い結晶が多数散る見事なものである。

また、断面に十字の模様をはっきり認める「空晶石」がみられ、源岩である砂質頁岩の組織を示す模様と相まって、可憐で優美な趣がある。

水石の「梅花石」のように花に見立てるのならば、四弁の花は、梅花ならぬどんな花になるのだろうか。

一面研磨 標本左右約10 cm
同じ標本の空晶石部分を拡大。画面左右約2.5 cm

標本左右約20 cm。やや風化した面に紅柱石の結晶多数が浮き出しているもの。

2019年の開催は6月8日(土)、10:30~17:00 東商センター3階展示場です。

例年の会場とは異なりますので、ご注意ください。

最寄り駅は浅草橋(JR総武線、都営浅草線)です。

アクセスはこちらをご覧ください→http://tosho-center.jp/access/

開催情報などの詳細はこちらをご覧ください。→https://mineralmarket.jp/

ツイッターアカウント→https://twitter.com/mineralmarket3

このブログでは、出品標本の情報などを掲載しています。

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