藍晶石 kyanite 愛媛県新居浜市小女郎川鹿森ダム上流
2005年出品
全体8X3.5X2Cm 画像の藍晶石4X7mm
本邦産藍晶石として著名な産地の標本。ソーダ雲母-角閃石-灰簾石片岩中に濃青から淡青灰色、柱状の変斑晶として産出する。
三波川帯東平岩体の一部をなす物で、おそらく斜長岩質斑糲岩が原岩であると言われている。
この標本は発見当初の転石から採取された物で、後の採集品に比べて格段に色が濃いのが特徴。現在、これ程の物を採集することは不可能である。
標本には藍晶石が他にもはまっているが、1Cmを越えて大きくなると藍色は淡くなってしまう。それでも我々の目には驚くほどの青さであるが。是非会場に足を運んで実物を見て欲しい。必見である。