自然金 Native gold

最終更新日

自然金 Native gold 埼玉県秩父市秩父鉱山大黒坑

大黒坑の自然金は、閃亜鉛鉱から糸状の自然金がのびる非常に珍しい産状をしている。

その形から、地元では「糸金」と呼ばれ、愛好家からもこの名前で親しまれている。『写真と証言でよみがえる 秩父鉱山』の解説(黒沢和義・品川正・黒沢経義、同時代社、2015、p.10)によれば、「1965年(昭和40年)頃までの秩父鉱山から局部的に産出されただけで、国内では他に例がなく、世界的にも珍しい産出状態」であるという。また銀を2~30%程度含む(同)。

今回出品される標本は、いずれの標本も閃亜鉛鉱からいくつもの糸金が出ており、非常にリッチなものである。

糸金自体、近年のミネラルショーでは見かける機会が少ないものだが、A、Bのような大ぶりのサイズのものはほとんど見かけることがない。

標本A 標本左右約30mm 

 

 

 

標本B 標本左右約35mm

 

 

ルースケース標本


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ミネラルマーケットは2023年6月17日(土)に東京都の飯田橋レインボービルで開催予定です。

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