カルカロクレス・メガロドン Carcharocles megalodon 宮城県黒川郡大和町
2005年出品
大きさ12X9X2Cm ネズミザメ目オトドウス科 新生代第三紀中新世
約600万年前の青麻層(あおそそう)中より、椎骨など他の化石を伴って産出。同県の亘理とともに、大型の鮫の歯化石で有名な産地の物。
大型の鮫の歯化石は、その形状から古来伝説とともに人々に崇められ、日本では天狗の爪として、岩手県中尊寺や神奈川県遊行寺などで宝物として納められている。
また西洋では石化した鳥や蛇の舌「グロッソペトラ(石の舌)」と呼ばれ、月のない晩に空からもたらされ、酒に混入された毒を消す霊力があるとされていた。
その為、14世紀の貴族の食卓には「舌つり台」というものがあり、杯の酒に鮫の歯化石を浸して「解毒」をおこなっていたという。
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