トパズ(黄玉) Topaz 滋賀県大津市瀬田田上山

2005年出品

大きさ10X10X6Cm。

 古来、ペグマタイト鉱物の宝庫として名を知られた産地。奈良時代、東大寺造営時の乱伐により、ながくで禿げ山あったと伝えられている。明治期より植林が進み、それにしたがってペグマタイト鉱物の産出も減じてきた。
 この標本は1974年に発見された大晶洞(中沢晶洞と称される)の産と言われる物。かなり歪んではいるが、庇面式結晶をしている。
 とにかく大型で、このサイズの国産トパズは非常に希である。色調も美しいシナモンブラウンを保っており、直射日光に当てていない保存状態の良さを窺わせる。

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