水晶 Quartz 大分県豊後大野市緒方町尾平鉱山
2006年出品
大きさ15X14X9Cm。
十四世紀中頃には採掘が行われていたという歴史ある金属鉱山。
尾平鉱山産の水晶は、斧石・蛍石・硫砒鉄鉱等と並んで良く知られているもので、特徴ある緑色から緑灰色の球顆を内包することから「毬藻入り水晶」の愛称がある。
小振りな球顆の入り方に「くどさ」がなく、更にまるで光背のように立ち上がる橙色から褐色の「山」が、幻想的な美しさを見せている。
この山を作っている物は針状結晶の集まりで、角閃石の一種と思われるが本標本のような橙褐色の他に、青灰色のものも知られている。(参考写真)
アップ1 アップ2
参考写真
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