「組標本」一式 木箱入り
鉱石見本20点からなる組標本。
ラベル表記が鉱物種名ではなく「金銀鉱」など、そこから精練を経て取り出される有用金属などの名称を冠した「本来の意味」での鉱石名となっている。
この組標本(鉱石見本)の制作目的や時代は不詳ながら(帝国産金興業の名があり、1945年、終戦とほぼ同時に閉山した兵庫県夏梅鉱山の標本が含まれていることなどから、戦前のものと思われる)、鉱石見本に特化していること、それぞれの鉱山の経営主体が記されていること等、学校向けの教材用組標本とは大きく趣を異にする。
箱、ラベル、リスト等も含め、単なる鉱物標本ではなく、日本近代産業史を知る資料として貴重なものである。
その意味では古書的な価値をもつ。
ミネラルマーケット主催者の一人の愛蔵品であるが、今回、不測の事態のため出品となった。
なお、十年ほど前に一度出品されたことがあったが、中の標本ひとつだけを指して「これだけくれんか」という交渉があったため「あなたには売れません!」となった経緯を持つ品である。
分売不可。
2019年の開催は6月8日(土)、10:30~17:00 東商センター3階展示場です。
例年の会場とは異なりますので、ご注意ください。
最寄り駅は浅草橋(JR総武線、都営浅草線)です。
アクセスはこちらをご覧ください→http://tosho-center.jp/access/
開催情報などの詳細はこちらをご覧ください。→https://mineralmarket.jp/
ツイッターアカウント→https://twitter.com/mineralmarket3
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