セリウムチェフキン石

最終更新日

セリウムチェフキン石 Chevkinite-(Ce)

千葉県南房総市中平久里

「新生代の凝灰岩から希元素鉱物が?」と、発見当時は驚かれたものだった。

セリウムなどの希元素鉱物といえば花崗岩ペグマタイトからという常識からすれば外れたものだったのだが、その後、中平久里と同様の、凝灰岩中のチェフキン石が能登半島やユタ州からも発見された。

実体顕微鏡かルーペがないと確認は難しいところだが、光沢の強い自形結晶が認められる。

チェフキン石グループには、ほかにストロンチウムとジルコニウムを含む蓮華石があり、自形結晶の形はよく似ている。

両者を並べてみることができるのは、ミネラルマーケットならではだろう。

なお、中平久里の露頭は小規模で、すでに埋められている。



ミネラルマーケットは2023年6月17日(土)に東京都の飯田橋レインボービルで開催予定です。

ミネラルマーケット2023では、東京都の定めるイベント開催制限(収容率)の遵守のため、以下の条件を設けております。ご理解とご協力をお願いいたします。

・入場を二部制(午前:10時30分開場、午後:12時30分~17時閉場)とし、午前開場時は事前販売のチケットをお持ちの方のみ入場いただけます。

詳細はミネラルマーケット公式サイトでご確認ください。

当日は感染予防にご協力いただけますよう、お願い申し上げます。



jikko-iin3

シェアする