飯盛石

最終更新日

飯盛石 Iimoriite-(Y)

福島県伊達郡川俣町 水晶山

画像左右4 mm

イットリウム褐簾石(allanite-(Y))と長石、鉄礬柘榴石からなる岩石中の飯盛石の小結晶。

標本中に複数の結晶を認める。透明な淡桃色の結晶で、目の良いひとならば肉眼でみることができるだろう。

「水晶山の飯盛石」といえば、長石中に肌色~淡褐色の数センチ大の塊状をなし、タレン石を伴うものを思い浮かべるところだろう。

逆に、若い世代には、2010年「地学研究」で発表された、こうした透明な小結晶のほうが知られているようだ。

こうした認識にも、時代の差が出るのは興味深い。

なお、出品標本は帯緑灰色のイットリウム褐簾石を多数含み、ここからはほぼ端成分の結果が得られている。

参考:小林寿宣『福島県伊達郡川俣町の第一水晶山より産出する飯盛石について』「地学研究」58号、2010

J-GLOBAL https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002280406808764



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